会報2018年11月14日(水)本年度第18回(通算2339回)例会


2018年11月14日(水) 本年度第 18回(通算2339回) 例会 

点鐘、ロータリーソング、ロータリーの目的(第一例会のみ)、スマイル握手】

会長あいさつ

<中川副会長>

皆さんこんにちは。会長が休みなので登壇します。先日、リリーが帰国して非常に残念な結果になったと感じています。会長がいつも話しているプチ情報ですが、滅多にない機会なので、自分のロータリーでの経過等をお話させていただきます。私は今から30年前の昭和60年、スポンサーは村上会員、当時は約30人弱の会員数で、39歳の時に入会しました。会員のほとんどが60歳位で非常に違和感があり、渋々入会しました。当時は例会に出席することにストレスが溜まり、お金を出して何故ここにいるのかという非常に辛い日々を過ごし、退会届を提出するタイミングばかり考えていました。関西出身で同級生・友人はいませんし、職業柄も地元の交流が全くない状態でした。会報委員も5年続き、テープレコーダーを持っては会報を書く日が続きました。その苦しみがいつの間にか、例会が楽しくなりました。仲間ができたり、色々なことがあり変化していきました。もし退会していたら今の会員の方々と知り合うこともなかったですし、違う人生になったかなと感じています。2・3年経つと会員が80名ほどになりましたので、絶対会長になれない、なることもない、単純に考えて100歳まで生きても回ってこないと思いましたが、そのうち会員がどんどん減りまして、今から11年前の38代目会長になり、宮内幹事と一緒にロータリーを支えました。メリットとしては、異業種交流を通じて奉仕活動に貢献して、自分の人生労力としては、ロータリーは非常に良い有意義なクラブだなと村上会員に感謝しています。新しく入会された鈴木会員、一ノ瀬会員、そういう思いが多少ありましたら1年2年辛抱して頑張っていただきたいと思います。

 

本日のお客様

■米山奨学生 ファム・テュ・フォンさん

■恵庭市生活環境部 林部長

 

お客様スピーチ

■米山奨学生 ファム・テュ・フォンさん

皆さんこんにちは。先週はリリーさんが帰国して、まだ寂しく思っています。彼女が帰国する前に少し話まして、二ヵ月間、彼女が皆さんにお世話になって凄く感動しました。リリーさんも今回は帰国するということで凄く悲しくて謝りたいけど、日本語があまり通じなくて本当にごめんなさいとしか言えないと言っていました。絶対また恵庭に来ると言っていたので、また会う日まで待ちます。今週も私は、やっぱり勉強しかないです。土日はバイトで終わり。段々寒くなってきて怖くなってきました。去年の今頃は雪が降っていましたが、今年は中々降らないので冬は段々なくなるのではと思い少し怖いです。以上です、宜しくお願いします。

 

幹事報告

ガバナーより地区大会参加の御礼がきております。長沼ロータリークラブから会報が届いています。恵庭市民さけの会からニュースレターがきています。アクトからの活動報告で、キャンプに行った時の様子が掲載されています。ガバナー月信ハイライト米山にも目を通していただきたいと思います。

 

 

 

委員会報告

<国際奉仕委員会 高田委員長>

皆さんこんにちは。副会長から先ほどご報告がありました11月10日にリリーさんが帰国いたしまして、その際お見送りいただきました会員の皆様に御礼を申し上げます。次年度の留学生を募集しています。お孫さん・姪さん・甥さん・親戚などからでも、今月締切りですので応募できる年代の方お待ちしています。恵庭北高・南校にも募集していますが、今のところ応募は来ておりません。困っておりますので、宜しくお願いします。

 

 

<ロータリー財団 川原委員長>

皆さんこんにちは。ご連絡です。ロータリークラブは皆様からの財団の寄付をいただきながら、世界において良いことをするという事業を憲章しています。誠に申し訳ないですが、ロータリー会員には1年間100ドルの寄付をお願いしています。今現在、1ドル112円ですので11,200円になります。私をはじめ、鈴木毅会員も含めて、半年間かけて皆様にお願いして回りたいと思いますので、ご用意のほど宜しくお願いいたします。歴代積み重ねてきた皆様の財団の寄付の累計が出でいますので、確認したいことがありましたら私に言ってください。明確にお伝えいたします。ご協力お願いいたします。以上です。

 

本日のプログラム<部外卓話 地球温暖化対策に関する講演>

■恵庭市生活環境部 林部長

本日は、貴重な例会のお時間をさいてこの講演会を開催いただき、村本会長はじめ恵庭ロータリークラブの皆様方に心より厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。地球温暖化という言葉は、もう皆さんご存知と思いますが、日本の国は世界に対して大変な約束をしました。どんな約束かと言いますと、2030年までに日本の温室効果ガスを現在レベルの3/4までに下げるというものです。これは、ちょっとやそっとでは達成できません。達成するための方法の一つとして「クールチョイス」があります。地球の温暖化防止につながるような「賢い選択」をしようという意味です。恵庭市も、去年3月にクールチョイス宣言をしました。取り組みの一つとして、本日ここに貼っていただきましたが、市長がモデルとして登場している啓発ポスターがあります。今日の講演も、その一環でありまして、TVにも登場している気象予報士の菅井貴子さんをお招きして色々な面白いお話が聞けると思います。この講演会が皆様にとって、そして我々にとって有意義なものとなりますよう祈っております。それではどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

■講師 気象予報士・菅井貴子さん

皆さん、こんにちは。今日のお話は「天気予報から考える地球温暖化」、あまり地球に負荷をかけないで環境のことを考えようということが柱になっています。環境で一番分かりやすいのが、お天気現象だと思いますし、私は天気予報をする仕事をしておりますので、日々の業務を通してお話しをしたいと思います。私は、UHBで「みんなのテレビ」という夕方の番組の中で天気予報を担当しています。さっそく「これが地球温暖化だな」という影響がありまして、今年は初雪がなかなか降らないのですが、今朝、旭川、網走でようやく初雪が降りました。これは「史上最も遅い初雪」です。これは、突き詰めれば異常気象、地球温暖化ということが背景にあるかも知れません。北海道の初雪の予報ですが、私は日本一難しい予報だと思っています。

私は、気象予報士になりまして18年。気象予報士は、全国に1万人ほどおり、北海道には500人くらいいます。一番若い予報士は今まで中学生でしたが、去年北見市出身の小学6年の女の子の予報士が誕生しています。だれでも受けることができる資格です。高齢の方では90歳近い方もいます。その中で私、「日本一当たる」「移動距離が日本一」の気象予報士と言っています。九州から北海道まで1700km、あちこちの放送局で気象予報士をしてきました。北海道では、隣町でも10℃くらい気温差があり、ここで良く晴れていても、こちらでは土砂降りということがあり「予報が難しいということは、私は日本一天気が豊か、環境の豊かな証だな」と思うことがあります。気象予報士になってずっと北海道勤務の希望を出し続け、3回目にしてようやく受かり、NHK札幌放送局で朝の「おはよう北海道」を皮切りに、私は道産子だと言い張りながら続けております。

しかし、北海道の気候が変わってきたというのが、北海道が大好きで移住してきた予報士としての心配事でもあります。ここでクイズです。北海道の最高気温の記録は何度でしょう? 答えは、37.8℃で帯広と音更で観測されました。恵庭市の最高気温は1999年8月8日の34.3℃。ちなみに日本一は熊谷で、今年41.1℃を観測しています。北海道は近年、夏の暑さが厳しくなっています。温暖化、ヒートアイランド、都市化の影響と言われています。次に、恵庭の最低気温は何度でしょう。正解は、96年2月2日に島松で観測された -26.9です。ちなみに北海道の最低気温は、旭川の -41℃となっています。北海道では、夏は記録的に暑くなっている一方で、最低気温はなかなか更新しなくなりました。次に、今後どんな気候になっていくのかについてお話しします。2100年のシミュレーションでは「東京43.6℃、札幌40.8℃、恵庭も39.8℃まで上がるでしょう。今日までに、12万人の方が熱中症で運ばれています。夏日は沖縄で183日、半年にわたって30℃以上となっています。札幌でも47日、1ヶ月半にわたり毎日夏日が続いています」と言った内容の予報が予想されます。この内容は、研究に基づいて試算されたものです。

今後は、雨が降る時、降らない時、降る場所、降らない場所が極端になると思われます。そして台風ですが、地球温暖化により海が暖かくなるため、衰えることなく北上してきます。つまり、強い台風が増えることになります。その他、北海道に関することで言えば、桜の開花がさらに早まります。この50年で5日ほど桜の開花が早くなっていますが、さらに早まりGWには散っていると思われます。あと、ゲリラ豪雨が増えます。秋の初めは豊漁と言われますが、海水温が高くなるため、サンマや鮭が獲れなくなると思われます。雪に関しては、少々の温暖化では少なくならず、むしろ内陸部では雪が増える予想です。温暖化で水不足が心配されますが、北海道は大丈夫と言われています。農業に関しては、温暖化により農作物を作りやすくするため「温暖化は北海道の活性化のツールになるのでは」と言われますが、そんなに単純なことではなく、温暖化になると低気圧が発生しやすくなります。そのため、収穫期に低気圧がやって来たり、台風が来て台無しになるというリスクがありますので、やはり温暖化は手放しで喜べないと思います。温暖化というのは、地球全部が温かくなる訳ではなく、寒くなる所も出てきます。映画「Day after tomorrow」では、海水温の影響で一夜にして寒冷化というセンセーショナルな内容が描かれました。このように温暖化により寒冷化する所があると気温差が広がり、これを解消しようと低気圧が発達して嵐になり、災害へとつながります。実際に、爆弾低気圧が北海道付近で増えており、50mm以上の雨(傘がさせない程)の回数も増えています。恵庭市島松にアメダス(76年以降)がありまして、調べてみると10位のランクの内、2011年以降半分を占めています。昔に比べて恵庭市で、極端に強く振る雨が増えています。そして、だいたい30mmを過ぎると浸水被害、土砂崩れなどの被害がでます。紐解いていくと、温暖化だと思います。そして、温暖化で北海道の冬が寒冷化説という仮説もあります。これは、冬が厳しくなるという説です。地球上で一番温暖化が進むのが南極と北極で、これにより氷が解けます。そして、陸だったところが海になります。気圧配置が変わります。シベリア高気圧の位置が変わると、北海道が冷たい寒気の風下になり、雪も多く寒くなります。今年は初雪が確かに遅れましたが、この後、寒気次第で大雪になる可能性があります。というのは、今年幌加内町で324cmの積雪を記録し、記録を更新しました。プールの屋根が雪の重みで崩れるなど建物の倒壊が多くありました。そして、滝川、音威子府、函館、新日高、平取でも雪による被害がありました。「温暖化で寒冷化説」を裏付けるように、毎年どこかで記録的な大雪になっています。雪で怖いのが、物流が滞るだけではなくて、医療の問題があります。ドクターヘリが飛ばない、人工透析の病人や妊婦さんが病院に行けないなどのリスクがあります。今年もどこかで大雪が降ります。恵庭でないといいなと思います。本州では梅雨が遅れ、6月の冷たい東風やませ(山背)が、将来は8月くらいに吹くと言われています。夏の一番暑い時期に山背が吹きますと、農作物に影響がでます。地震の予想もそうですが、竜巻や局地的な豪雪は、予測ができません。予測ができないところにリスクがあります。また、予測ができても対応ができないくらい、異常気象が増えています。先日の西日本豪雨は、高潮の潮位から予測ができていましたが、インフラはそれを想定していませんでした。ですので、被害がでてしまいました。毎月、災害研究が行われていますが、北大の研究者が「もう常識を取っ払え」とおっしゃっています。昔は神社が安全と言われていました。地盤が良い所に何百年も建っているはずですが、今は神社も被災しますので、常識は取っ払え、想定外を想定する必要がある訳です。「何が起こるか分からない」ということを考えて対応していかなければなりませんと言われまして、本当にその通りだなあと思いました。

心配だけではなく、気象業界ではちょっとした助っ人がありまして、すごいスーパーコンピュータが今年入りました。1秒間に1京8千兆回計算します。地球上の人口76億人が電卓を使って不眠不休で15日間かかってする計算を、1秒で行えるそうです。ですので、ゲリラ豪雨予測とかゲリラ豪雪予測、竜巻とか局地的でこれまで難しかった現象が予測できるのではないかと期待されています。週間予報は2週間先まで予測できるようになるなど、気象業界はかなり進化しています。ですので、そうした技術とともに防災対策として備えていただきたいと思います。今日は、お天気を通じてお話を聞いていただきました。異常気象は地球の悲鳴だなと、もの言わぬ地球の翻訳家として天気予報に努めていきたいと思います。温暖化という天気のことを考えていただきましたが、今日のテーマである「クールチョイス」、賢い選択をしてあまり地球に負荷をかけない生活をしましょうという取り組みがあります。皆様も企業を通してなど、いろいろなことができると思いますが、迷ったら効率の良いもの、例えばヒートポンプなど結構効率が良いと思います。あと北海道ならではのエネルギーとして、雪氷熱(せっぴょうねつ)とか雪冷房などがあります。私もエレベーターはなるべく使わず、運動不足を兼ねて階段を使うようにしています。

私が、神奈川から北海道に移住して思ったのが、建物内が暖かい、暖か過ぎることです。うちの実家ではだいたい16℃くらいです。洗面所では8℃くらいですが、本州では当たり前に生活しています。ですから、北海道に来て驚きました。この点は今一度、見直しをしていただきたいなと思います。そして、日本の再生可能エネルギーの動向です。太陽光が急速に増えていますが、北海道はどこかで晴れているとどこかで風が吹くなど、結構分散化しています。その意味で、再生可能エネルギーというのはリスクヘッジにもなります。今回、このお話をきっかけにしまして環境のこと、環境対策、温暖化対策など考えていただける機会としていただきたいと思います。2100年のシミュレーションで天気予報をご紹介しましたが、やはり、CO2の排出量を少なくすることが大事です。地球に負荷がかかると異常気象となってはね返ってきます。そうすると災害につながりますので、日頃の私たちの生活や心構えから変えていくことが大切です。もう時間となってしまいました。また、機会がございましたら、お話を聞いていただきたいと思います。何か質問や聞いてみたいことはございますか?

質問「将来、氷河期次代が来ると言われているが本当ですか?」

答え「二酸化炭素だけではなく太陽活動などいろんな説がありますが、2100年よりももっともっと先の話かもしれません。私もよくわかりません。すいません、ちゃんとお答えできなくて」

質問「ベトナムの天候について」

答え「日本一の気象予報士ですが、ベトナムのことは知りませんでした。世界一を目指します。ごめんなさい」

この後、札幌に帰りまして、UHBで天気予報をお伝えしますので、ぜひ見ていただければうれしいです。よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。

 

 

■恵庭市環境からお願い

本日、皆様にポスターを配布させていただいております。これは、原田恵庭市長が自ら先頭に立って推進する「ウォームビズ」お願いのポスターです。ぜひ、皆様の事業所にお持ち帰りいただいて、目立つ所に貼っていただき、多くの市民の方に伝わるようにご協力いただければと思います。このポスター、まだまだ数がありますので、もしご利用であればお声がけいただければご持参させていただきます。2点目は、署名のお願いです。実は今年、この講演を含め環境省から補助をいただきながら様々な「クールチョイス」の普及促進をしており、署名を集めることが条件となっています。地球に優しいことを推進するぞ、という点にご賛同いただくための署名活動です。ぜひご協力いただきたいと思います。右上に緑の丸が付いている用紙は、企業団体として登録いただくものです。こちらに登録いただけますと、環境省のホームページで企業名が掲載されます。できれは、恵庭市内の多くの企業団体にご登録いただくという趣旨のもと、ぜひご登録をお願いいたします。今、判断できない場合は、後日今井さんにご提出いただければ、まとめて市役所に提出いただけるそうです。記載など不明点があれば、水野印刷の水野社長に聞いていただければと思います。よろしくお願いいたします。以上で、市役所からの宣伝を終了させていただきます。本日は、ありがとうございました。

 

 

ニコニコボックスの紹介

会 員 名 提  出  理  由 ニコ数
村上利雄 早く来過ぎました (10:45)
川口了久 卓話ありがとうございました
石川俊則 ANEコンペありがとうございました。早退です    
宮内光則 早退しますね
早瀬源一 先週休みました
尾谷敏利 来週の例会 出られなくなりました
前田利和 長男結婚しました
大場優光 卓話ありがとうございました
鈴木毅 ゴルフの景品でテレビもらいました
中川富雄 本日 点鐘 久しぶりでした
竹田一則 バッジ忘れました

合計12口でした。ご協力有難うございました。

 

本日の出席状況

出席者30名、メイクアップ6名、合計36名、出席率75.00%

 

次週のプログラム

 次週は移動の夜間例会です。由仁との合同例会を行います。バスを利用の方は17時に例会所の前を出発し、道の駅に17時10分に迎えに行き、そのあと由仁に向かいます。直接会場に行かれる方は、場所はまんもす亭、住所は由仁町中央134番地です。18時から例会が始まりますので皆さん時間厳守で宜しくお願いいたします。後ほど事務局からFAXが届きますのでご確認下さい。例会終了後、指名委員会がありますので委員の方はお残り下さい。以上を持ちまして本日の例会を終了させていただきます。

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